べるくんの2021夏アニメ備忘録

 

 ネタバレも含みます。

 

 どうも、探偵として喧嘩帰りに献血に通いながら水族館で働きつつ鬼退治する二股男です。いつもは前書きは一番最後の方に書くんだけど、珍しく今回は最初に書いている。ちなみに書き始めた今日の日付はなんと10月24日です。秋アニメももう3話まで放送しております。8月にたった4日間降り続いた雨のせいで仕事量が2倍になり毎日死にそうになりながら働いています。どうでもいいけど2倍って言うより200%って言った方がヤバさが伝わりやすそうやなって思った。

 無駄話はさておきまして、感想の方に参りたいと思います。普段の感想は冗談抜きで1か月くらいかけて書いてるんだけど今回はそんな時間がないので、浅く短く要点だけの感想にしたいと思います。ということを自分に言い聞かせるためにも前書きを最初に書いたってわけさ。

 

2021夏アニメ(42本)総評

同ランクは先の方が上位

 

時間割

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金土が多いのはまあ仕方ないんだけど今期は木曜が多すぎてつらかった

 

評価変遷

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以下、個別評価

S)該当なし

A+)

かげきしょうじょ!!

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★★

 めちゃくちゃ面白かった。歌劇音楽学校に通う少女たちの話。元人気アイドルの愛ちゃんと、高身長で歌舞伎の経験があるさらさをメインに物語は進む。神回は4,8,10話。

 さらさと愛が打ち解けるまでの話がまず良かった。過去のトラウマから大の男嫌いになってしまった愛ちゃんの元に、アイドルを辞める原因となったキモオタさんが現れる。回を追うごとにだんだん紅華に近付いてくるキモオタさんに我々も恐怖を抱いていたが、キモオタはキモオタでも良いキモオタさんで一安心。とはいえ愛ちゃんにとっては恐怖の対象でしかなかったが、不良に絡まれたところをキモオタさんとさらさに助けてもらい、愛ちゃんはキモオタさんにハンカチを差し出すまで頑張ることができていて感動した。愛ちゃんのトラウマというのがまた壮絶で、母親の彼氏にいやらしい目で見られ唇まで奪われるという、太一という心の拠り所がなかったらどうなっていたかとか考えたくもない。まだ知識がなくキスで妊娠すると思っていた愛ちゃん、お腹を紐で縛ったら赤ちゃんできなくなるかなと考える愛ちゃん、ヤバい。

 その後は第2の奈良の開国がごとくさらさにデレ始める愛ちゃん。さらさを名前で呼びたいと努力する愛ちゃんが可愛すぎた。さらs……まで言ったらあとは勢いだけじゃんね。さらさのために一番くじ引き続けるとかもはやギャグなんだよな。シリアスな過去を持つキャラは一度デレるとネタキャラになるってのはヒロアカの轟くんから学んだ。結局まずは手紙から名前呼びを始めるという賢さを見せて2人の仲はさらに縮まる。愛ちゃんが柔らかくなるにつれて伸びていく髪も良かった。

 さらさと愛ちゃん以外のクラスメートのメイン回も全て良かった。安定の主人公をサブキャラに置くことで他の登場人物メイン回を繰り広げる手法が良いってのはホリミヤで学んだ。歌姫山田や双子のすれ違いなどどれも面白かったが、ここでは星野薫さんの過去エピソードを推したい。この話考えた人マジで天才だと思っていて、ここだけ切り取って別アニメとして放送しても良いレベルだった。最初から最後まで、オチまで完璧だった。今この感想を書くために件の8話を見直してるんだけどボロボロ泣いている。「最近よくお見舞いに来てくれるのね」とかも、その理由を皆まで語らないのがセンス良すぎるんだよな。この素晴らしさを上手く言葉にできないから皆さん是非ご自分の目で見てみてください。

 紅華歌劇大運動会編も良かった。予科生ながら出場することになったさらさは、リレーの際に冬組トップスターとぶつかり一緒に転んでしまう。思わぬアクシデントの最中でさらさは必死に自分がとるべき最善手を考え、トップスターにも目力だけで合図を送り、観客に魅せる大運動会としての本懐を果たすことに成功したのだった。さらさすごい。

 歌劇要素に関しては、僕が演技に明るくないために上記のエピソードほど面白いとは感じられなかったが、最初の演技ではただのコピーでしかないと言われたさらさが、最後の演技では自分なりにティボルトを解釈し、その演技で先生に萌えを感じさせて役を勝ち取ったのとかは良いなと思った。あと愛ちゃんがジュリエットを演じる時に愛について考えた時に思い出すのが今までのさらさだったのも良かった。歌劇要素の感想浅すぎてビビってる。全編ずっと面白かったのは確かなんよ。

 OPもEDもめっちゃ良かった。特にEDの素晴らしさはヤバい。同じメロディだけどそれぞれのペアリングで歌詞が違うのが良いね。僕はやはり王道を往く愛さらさペアの歌が一番好きだったのだが、中終盤はメインを譲ることが多かったのであまり聞けなくて残念だった。花守ゆみりさんの低い声は本当に五臓六腑に染み渡る。

 

小林さんちのメイドラゴンS

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★★

 めちゃくちゃ面白かった。1期もめちゃくちゃ面白かった記憶があるんだけど内容はほぼ覚えてなかったので、2017冬というゴールデンクールの思い出補正込みで面白いと思ってたのかもと思うこともあったが、2期を見てちゃんと面白かったんやなと再認識した。ちょっぴり非日常な日常アニメとしての出来が最高峰で、さらにシリアスパートまで全部面白いって何事。

 2期からは新しくイルルというドラゴンが加わり、ちょろゴンずはスーパーちょろゴンずになった。登場時は話の通じなそうな攻撃的ドラゴンって感じでこの先どうなっちゃうの~!?って感じだったけど、デレてからはかなり普通の人だった。人間体は小さい体に似合わずとんでもない巨乳の持ち主で無限に違和感があったけど、中盤に駄菓子屋で働き始めた後のエプロン姿ではそれほど違和感を感じなかったので不思議だった。デレる前に魔法で小林さんに性転換を施したことがあり、そのせいで遂に小林さんがトールに欲情していたのが面白かった。経緯は忘れたが、この回でトールが発した「命乞いの言葉が上手ければ、壊すのは肉だけにして魂は返してやる」って台詞、死ぬまでに1回は言ってみたいな。

 あと2期ではトールとエルマを巡る因縁もちょいちょい描かれた。普段いがみ合っている2人だが、まさか元の世界では一緒に旅をするほどに仲が良かったとは。仲が良いと言うとちょっと違うかもしれないけど、何らかの絆は確かにあったと思う。そしてそこから殺し合いになった理由も納得だった。9話ではトールとエルマが現代で再び本気の殺し合いを始めだしてびっくりしていたら、エルマがトールに溢れる想いを告げ始めてて草だった。素直じゃないんだからもう。一度は袂を分かった2人だったけど、トールもエルマを信頼してるみたいな雰囲気もあって良かった。てかエルマさん元の世界で神様やってる頃から基本的に食べることで頭がいっぱいだったの草。ちなみに僕がこのアニメで一番好きなのはエルマさんです。

 OPもEDもとても良かった。OPは本家fhanaバージョンも良かったけど声優バージョンがあまりに良すぎた。桑原由気さんのトールみたいな歌声最高か。

 

死神坊ちゃんと黒メイド

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★★

 めちゃくちゃ面白かった。触った生物を殺してしまうという呪いを魔女にかけられた坊ちゃんとそのメイドが織りなすラブコメディ。作画形態がかの名作・ハイスコアガールと同じような3Dアニメなので万人受けはしないかもしれないが、表情や動きを繊細に表現できたり作画が崩れる心配がなかったりと3Dならではの良さもあったと思う。僕はこの作品の雰囲気を語る上ではBSでやっていたCMのBGMが適任だと思っていて、重くしっとりとしたメロディから急にポップなメロディに転換するのがまさにこの作品を表していると思う。BGMの話で言うと、このアニメ自体に使われているBGMもめちゃくちゃ良かった。劇伴が良いアニメは神アニメの法則。

 1話時点では、ラブコメというよりはOP歌詞で言うところの「逆セクハラしないでよもう」の部分が強く描かれていてあんま刺さらんかなーと思っていたのだが、1話ラストの枯れた白いバラの花言葉のくだりからかなり引き込まれた感がある。2話以降はちゃんと本性を現してきて、その素晴らしいラブコメに毎週良さみが止まらなかった。黒メイドのアリスは変わらず坊ちゃんに逆セクハラ紛いの誘惑をするんだけど、その距離があまりに近すぎて、我々は坊ちゃんに触れた生物は死ぬという情報を与えられているが故にいっつもハラハラさせられていた。ラブコメにハラハラをひとつまみ、これが吊り橋効果ですか。

 こういうからかいからかわれみたいなアニメには珍しく(珍しいのかは分からないが)、お互いに好意丸出しだったのが最高だった。坊ちゃんは割と好意隠してるつもりだったっぽいけど、素直に口説いてんのかみたいな発言も多くて良かった。あといつも余裕を見せていたアリスが感情剝き出しになるシーンが2回だけあるんだけど、どちらも坊ちゃんが危ないことをしてそれに怒るところなんですよね。もう大好きじゃん。あと7話くらいで坊ちゃんとアリスが同じ夢の世界に入ってしまう話があって、夢の中だから呪いは関係なくやっと触れ合えたってのがね、最高ですね。

 坊ちゃんとアリス以外のキャラもみんなめちゃくちゃ良い味を出していた。中でもカフとザインの魔法使いコンビは、坊ちゃんたちと遊ぶ時も2人きりの時もどっちも良かった。ロブのことが大好きでよく屋敷に遊びに来るヴィオラも可愛かった。いつもお調子者なのにいざロブの前だとガッチガチで何もできなくなっちゃうの可愛い。終盤にあったアリス・ヴィオラ・カフの女子会みたいなのも、ちょうど我々が求めていたものでとても良かった。

 物語終盤には、坊ちゃんの呪いの理由だったりアリスのお母さんが魔女に囚われていたりと色々物語の核心に迫りそうな秘密が明かされそうになっていたが、絶妙にこれらのことを結びつけることが我々にはまだできなくてもどかしいので早く続きを見たい。あと主人公なのに坊ちゃんだけ名前が明かされておらず、今後の良きタイミングで明かされてアリスに名前を呼ばれる展開とかあったらと思うと今からワクワクが止まらない。2期決まってるって?やったぜ。

 OPもEDも最高だった。どちらかというとキャラソンみたいな感じで、物語に出てくるフレーズを使ったりなんなりでとても良かった。結構ガチでこの3か月ずっと聞いていた。OP映像のサビラストの「心と心で感じ合える」のところの坊ちゃんとアリスが好き。

 余談にはなるが、YouTubeで隔週配信していたこのアニメのラジオを偶然見つけて追っていた。最初は花江夏樹目当てみたいなところがあったが、同じくパーソナリティのアリス役真野あゆみさんの地声が可愛すぎて良かった。ラジオに不慣れな真野あゆみさんとラジオを回すのが上手すぎる花江夏樹の掛け合いがとても面白かった。

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ここ好き よく見たら影重なってる……ヤバ

 

東京リベンジャーズ(第2クール)

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★★

 2クール目はいわゆる血のハロウィン編が描かれた。パーちんが抜けて空いた参番隊隊長の席につく形で遂に元凶たる稀咲が東京卍會に介入してきた。たけみっちは必死に稀咲の危険性を説くも伝わらず、そのまま東卍と芭流覇羅は全面戦争に突入してしまう。

 血ハロのメインキャラ・一虎が頭おかしすぎた。まず東京卍會が結成された頃の過去の話、マイキーやドラケンたちがまだただの不良だった頃、マイキーの誕生日にバイクをプレゼントしようとする一虎と場地だったが、もちろん店で買うようなお金はなく、盗んだバイクをプレゼントしようと画策する。ここまでは分かる。いざ盗みに入った先で店員に見つかり、口封じのために殴って勢い余り殺してしまうが、それはなんとマイキーの兄貴だった。ここまでもまあ分かる。マイキーは自分の兄を殺されたにもかかわらず、友達のためを思って一虎に有利な証言をしたが、一虎は自分が少年院にブチ込まれたのは全部マイキーのせいだと思い込み、マイキーを恨むようになる。←????? まあとにかく一虎は精神がぶっ飛んでた。戦争中も半間に唆されて場地が裏切ったと思い込み、場地を刺してしまう。元々頭おかしかったところはあると思うが、その思い込みの激しさとマイキーへの恨みを稀咲に利用されただけの被害者だったのかもしれない。そもそも中1で偶然友達の兄を殺してしまうとか確かにイカれてもおかしくない経験はしている。

 もう1人のメインキャラ・場地はとてもかっこよかった。一虎に刺されながらも稀咲を倒すために動き、それは叶わなかったものの、死に際には自らもう一度ナイフで自決することで、一虎が場地を殺したという事実とマイキーが一虎を殺す理由をなかったことにした。最後まで友達と東卍のことを考えて死んでいった場地くんの男気には感動するしかない。たけみっちの他にただ1人だけ稀咲の危険性を理解していた人物でもあり、ここで失うには惜しい人材だった。

 2クール目はたけみっちの根性がすごかった。ボコボコにされながらも歩みを止めずに東卍のモブを鼓舞したり、一虎を殺そうとするマイキーの前に何度も立ちはだかったりと、普通ならもう動けない傷のはずなのに頑張っていた。未来を知っている割には戦争も止められないし場地くんは刺されるしと、たけみっちは今回ちょっと見ているだけの時間が長かった気もしたけど、大事なところはちゃんと決めるところが主人公だなと思った。その後の集会で壱番隊隊長に任命されたのも、千冬や場地と言葉を交わしていた実績のもとでのことなので、あまりに無理のない自然な大出世だったと思う。せっかく三ツ谷が作ってくれた手作りの弐番隊刺繡は無駄になってしまって可哀想だった。

 その後未来に戻った後もたけみっちは偉いままで、これでハッピーエンドやなと思ったのも束の間、やはりトップにいた稀咲に千冬とともに拘束され、目の前で千冬を殺され、自身も絶体絶命の窮地というところで終わった。最後まで稀咲が何を考えて行動しているのかがよく分からなくて怖かった。続編を早くしてくれ。

 OPは変わらず、EDは1クール目とは打って変わって不良アニメ感があって良かった。

 

不滅のあなたへ(第2クール)

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★☆☆

 総集編を挟んで僅か8話だけの2クール目。業界的にどうなのかは知らんけど、一視聴者からすると中途半端な話数でも区切りの良いところで終わらせてくれるのはとても良いことだと思う。某国民的海賊アニメみたいに引き延ばしに引き延ばしを重ねられたりすると、どんなに元が面白くてもたまったもんじゃないですからね。

 2クール目は囚人だらけの監獄島・ジャナンダ編が描かれた。フシは島脱出の権利をかけて闘技場でバトルロイヤルをするんだけど、その最中かつての友・パロナに変身できてしまう。最初はフシの変身能力が進化したおかげで、身軽な体を願ったらパロナに変身できたんかとも思ったけど、現実はそう甘くはなく、実際はその後に現れたハヤセがフシへの〝贈り物〟と称してパロナを殺害していたのだという、ひどい。このハヤセとかいう女、元からいやなやつではあったが、再登場後はフシへの執着というかヤンデレ化が進んでおりさらにやべーやつになっていた。一度ノッカーに寄生された時も、振り払うでもなく笑って受け入れようとしていて怖さ以上に狂気を感じられた。最終的にはフシに見捨てられた海上で例のノッカーに再び襲われて生死不明となるが、あいつのことだからノッカーと共存を果たして再びフシの前に立ち塞がるんじゃないかと勝手に恐怖している。

 2クール目はなんといっても、最後にジャナンダを襲った寄生型ノッカーが胸糞悪すぎて一生嗚咽しながら見ていた。最初に出てきた時は大群で死体を操って、なるほど今度のノッカーはゾンビものかぁなんて思ってたんだけど、あいつら生きている人間の体にも入り込んでそのまま殺し、体を乗っ取ってフシに襲いかかってきたんですよね。それもフシの友達のウーパたちの体を使って。うわぁこれは作者やってくれたなぁと、どうしてこんなひどいことを思いつくのかとそういう気持ちになった。確かにウーパは急に笑うようになったり死亡フラグらしきものは立っていたが、ただ死ぬより何倍も悲しい結末を辿らされていた。乗っ取られたウーパたちが並んで向かってくるところは本当に涙が止まらなかった。ノッカー的には前回やられた時に人間の集団としての力を認めた結果だったのだろうか。

 ジャナンダを脱出した後は、最後に本作のメインヒロインと名高いピオランとの話が描かれた。ようやく2人で幸せな生活を送れていると思ったら、ピオランが老化で認知症チックなものを患っていくのがまた別ベクトルから心に来るものがあった。ピオランは観測者によって転生が確約されているらしいので、今後生まれ変わったピオランとフシの新たなる旅が楽しみである。最後に少し描かれた数十年後のフシらしき青年は、ノッカーの死体に向けて不敵な笑みを浮かべていてまるで別人のようだったので、その辺も含めて来年秋の2期が待ちきれない。

 

A)

カノジョも彼女

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★★

 めちゃくちゃ面白かった。登場人物にアホしかいない。半年前くらいからBSで作品紹介のCMみたいなのがやっていて、それだけ見るとまあありがちなラブコメかなみたいに感じるけど、実際はコメディ全開で終始笑わせられていた。もう全部ノリと勢いだけで進んでいくんよ。1話からして勢いだけで二股始まって同棲まで始まった時は流石に笑うしかない。冷静に考えるとこの二股生活、渚ちゃんと直也くんのメリットに比べて咲ちゃんが得られるメリットがあまりに小さい気がするんですよね。「渚:2番手でもいいから好きな人の近くにいたい→健気で可愛い、直也:美少女2人と付き合える、咲:渚ちゃんの美味しいご飯が食べられる、渚に直也を奪われる可能性がある」だと思うんですよ。もしかしたら一番アホなのは咲ちゃんなのかもしれない。

 第2、第3の女も可愛かった。ミリカさんは自分を助けてくれた直也にときめきそうになっている時(とそれにいち早く気付いて止めようとする咲)が面白かった。直也に恋した後は、直也が何をしたとしても良い方向に捉えてしまうという恋は盲目感が面白かった。紫乃ちゃんはこの二股関係を認めていない様子であったが、実は紫乃自身も直也のことが好きだったと知って納得した。親友の彼氏だからと想いを封じ込めてきたのにその人に2人目の彼女ができていたら怒るしかないわな。最初はどんどん取り巻きの女が増えていくんかとも思ったけど、直也は3人目は頑として断る姿勢だし、紫乃ちゃんは止めたい立場だしとその辺の設定も物語を掻き乱していて面白かったのかもしれない。

 OPはKANA-BOONの相方でお馴染みネクライトイキ―。先入観かもしれんがKANA-BOONとネクライトイキーって曲の雰囲気なんか似てる気がする。EDは神曲。曲としてもめっちゃ可愛くて素晴らしいし、何よりMVの麻倉ももさんが可愛すぎる。久々にMVを見て声優に恋をした。皆さんはどのMOMOが好きですか?やはり僕は王道をいくSWEET MOMOですかね。

 余談だが、このアニメの公式ツイッターアカウントでやっていたRTプレゼントキャンペーン企画に当選して震えた。当たったのは竹達彩奈さんの直筆サイン入り4話台本で、世界に3冊しかないそれが当たったこと自体はもちろん嬉しいし、それ以上にアニメの台本というものを読むのが初めてでめちゃくちゃ嬉しかった。最近は声優がメディアに露出する機会も増えてきて、台本がどういうものなのかみたいな話を聞くことも多いが、やはり実際に見て得られる感動は大きい。これからもリツイートキャンペーンには進んで応募していこうと思う。

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最高

 

平穏世代の韋駄天達

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★☆☆

 めっちゃ面白かった。韋駄天と魔族が戦うアニメ。ちなみに僕は複数を表すタチを達と書くのは嫌いです。平穏世代って言わばゆとり世代のことだから、平和ボケした韋駄天たちがかつては圧倒していた魔族に苦戦してしまうみたいな内容かと思ったら、平和ボケしてても韋駄天は十分に強く、残った魔族をどう調理していくかみたいな話だった。と思いきや最終話では韋駄天側が壊滅的な打撃を受け、これからどうなっちゃうの~!?というところで終わった。魔族も残り数人というところで大した反撃もできないだろうと思わせておいての急展開だったのでびっくりした。急展開とは言いつつも、メルクゥが精密な肉マスクを作れるだとかプロンテアさんのスピードに反応できた人がいただとか、我々に情報は十分公開されていたのがまた面白い。

 韋駄天や魔族の持つ圧倒的な戦闘力とは裏腹に、一番面白かったのはイースリイやミクといった頭脳派たちの知恵比べだった。この2人はどこまでも先を読んでて怖くなる。結局は戦闘力で劣る魔族側が優勢になったことで、力よりも頭が勝つということが証明されてしまった。イースリイがまた天才的な発想でこの窮地を脱するのか、はたまた世界中を探し回っているリンさんが力技で助け出すというのもまた一興な気はする。

 韋駄天の倫理観が斬新で面白かった。人類は救うけど人は助けないみたいな、正義感じゃなくて義務感で動いてるというか、何をする時も淡々とした顔をしているみたいな。魔族の方が余程感情で動いていたので、共感も同情もしやすかった。こういう違和感は今まで感じたことがなかったのでとても新鮮だった。

 話の本筋を崩さずにエロ表現やシーンが多かったのも良かった。ピサラ大将を媚薬漬けで戦闘不能に追い込んだり、あと魔族の数を増やすためにまだ年端もいかない少年たちと爛れた生活を送るのはヤバいでしょ。あとポーラが普通に可愛かったのに最後ボロボロにされてて可哀想だった。イースリイはともかくポーラ何も悪いことしてないでしょ。洗脳が解けた後のコリーくんがまだポーラに対して特別な感情を持っているようで萌えた。

 ED映像がめちゃ良かった。拙者、ああいう戦いに身を置いているキャラのありえないif日常みたいな映像大好き侍。

 

僕のヒーローアカデミア(第5期 第2クール)

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 2クール目は「僕のヴィランアカデミア編」と銘打ち、ヴィラン連合が主役の話が主に描かれた。リ・デストロ率いる異能解放軍に義爛を人質にとられ、助けに行くも異能解放軍の圧倒的な数に追い詰められていく。異能解放軍は数だけの軍隊って感じじゃなくて、一部明らかに質も高い兵士がいるのが恐ろしい。

 まずトガちゃんは数と外道的戦法の前に大怪我を負うが、土壇場でかつて血をとったお茶子ちゃんの姿に変身し、さらに土壇場で個性を進化させてお茶子ちゃんの個性を使うことに成功しなんとかその場を凌ぐ。ただ相手に触れるだけで浮かばせて落下死させられるとか、実はお茶子ちゃんの個性は殺傷能力高いんやなと思った。あと本物のお茶子ちゃんなら絶対にしないような言動や表情には、なんというか心震わされるものがあった。

 その後瀕死状態のトガの元へ駆けつけたトゥワイスだったが、自身のトラウマを利用された卑劣な手によって身動きできなくなり、さらに目の前でトガを殺されそうになる。こちらも土壇場でトラウマを克服し逆転を果たすが、その後のトゥワイスの活躍が凄まじい。自身を倍々にして無限に増殖し、数の不利を一瞬でひっくり返す大活躍。トゥワイスが街を埋め尽くす様を見ていると、ヤモリくんか誰かが言った「もうトゥワイスだけでいいんじゃねえか?」が本当にそう思えてしまう。さらにこのトゥワイス、活躍は戦闘だけに留まらず、戦闘後にはトガちゃんを増やすことでオリジナルに輸血させるとかいう医療革命レベルのこともやってのけた。個性名「二倍」だけ聞くとあまりパッとしなかったが、相当ヤバいやつだった。トゥワイスの貢献はもう1つあって、タワーの最上部に複製の死柄木弔を連れて行ったこと。複製の弔がトゥワイスに向けて「クッション作っとけ」ってアドバイスしたんだけど、その理由が「オリジナルの自分ならきっとタワーを崩壊させる、俺ならそうする」だったこと。天才かと思った。作者のセンスが光る。

 あと弔の壮絶すぎる過去も描かれた。子供の頃だったからまだ個性が未熟だったのか、犬や家族を崩壊させてしまったとき微妙に肉片や血が残ってたのがさらにグロさを演出していた。ヒロアカってたまにこういうひどいことするよな。肝心のリ・デストロ戦は割と弔の圧勝だった気がするが、その後異能解放軍を吸収して超常解放戦線を組織し、その辺のチンピラ集団みたいだったヴィラン連合が一気に一大悪の組織になってしまった。ヴィラアカとしては心躍る展開だが、ヒロアカとしてはこんな巨悪に勝てるのかという気持ちになってしまう。あとギガントマキアが弔にオール・フォー・ワンの面影を重ねて涙を流すシーンも良かった。

 今回ヤモリくんが一切何も活躍してなかった気がするが、今後彼にも活躍の場が与えられるのかどうかも気になるところである。

 ヴィラアカ編以外にも、映画の前日譚的なアニオリ回や弔の参謀だった黒霧の話が面白かった。黒霧が実は相澤先生たちの高校の友達だったとか悲しすぎて泣いてしまった。

 OPがめちゃくちゃかっこよかった。メリーゴーラウンドとかいう言葉、日本語だと子供っぽく感じるのに英語にするとMerry-Go-Roundってやたらかっこいいの何。

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ヒロアカの料理作画が良すぎると俺の中で話題に

 

魔入りました!入間くん 第2シリーズ(第2クール)

ストーリー★★★★★

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★☆☆

 これも話数的には中途半端で終わってた。2クール目はまたちょっとシリアスな話というか、入間たちがまた事件に巻き込まれていた。入間たちアブノーマルクラスのみんなでウォルターパークというテーマパークに遊びに来たところ、ウォルターパークの地下にある監獄に囚われたキリヲパイセンを解放しようと動く勢力の騒動に巻き込まれてしまう。キリヲパイセン1期であんなに改心しそうな雰囲気漂わせてたのにまた普通に敵として立ちはだかりそうで草だ。

 1クール目からそうだが、2期はクラスメートに焦点を当てようとしているのが目立ち、巨大な魔獣に対してみんなの家系能力を駆使して立ち向かっていくのがめっちゃ面白かった。中でもいつもアイマスクを着けてプカプカ寝ているピケロが、実は素顔が超イケメンだったとか何の設定だよと思った。家系能力も地形改変みたいな強能力でかなり活躍していた。他にも、ジャズ・リード・ガープ・カムイのコンビネーションは各々のできることだけを最大限に生かした戦い方でかっこよかったし、アメリさんは自己暗示的な家系能力でめちゃくちゃかっこよかったし、アズくんとサブノックくんは1年生とは思えないバカみたいな強さもすごかったけど、何より今まで割と完璧くんのように描かれていたアズくんを、目先のことしか見えていないと叱責するサブノックくんが意外でびっくりした。やはり魔王を目指しているだけあって大局観は持っているようだ。魔獣を最終的に仕留めたのはカルエゴ先生やバラク先生たちだったというのも個人的にはポイント高い。先生は生徒の目標となるべきなんだよな。入間以外に焦点を当てているから入間の見せ場は今回はないんかなと思いきや、最後には指輪の暴食で大活躍していてなるほどなぁと思った。

 20話では入間とアメリさんのデートが描かれた。アメリさんがただの恋する乙女でめちゃくちゃ可愛かったのはもちろんなのだが、入間がいつもお世話になっているアメリさんにお礼をするために、密かに重量操作の魔法を練習して体の大きなアメリさんをお姫様抱っこしてあげるとか、お前入間そういうとこだぞと思った。話自体はめちゃくちゃ良かったんだけど、オリンピックの影響かなんかで放送画質がメタメタに悪く、せっかくのアメリ回が台無しだった。10月から再放送するらしいので、この回だけはもう一度ちゃんとした画質で見ようかなと思う。

 当然のように3期が決まっているので続きが楽しみだ。

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今回もくろむちゃんが可愛い

 

A-)

ピーチボーイリバーサイド

ストーリー★★★★☆ 時系列ぐちゃぐちゃ度✕✕✕✕✕

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★★

 めっちゃ面白かった。ただオンエア版がいわゆるシャッフル放送を採用していて、時系列がぐちゃぐちゃだったのが唯一のマイナスポイント。配信では時系列版が放送されていたらしいが、時系列どおりに見たらもう1つ評価は上がっていたと思う。とはいえ世界観もストーリーもキャラもめちゃくちゃ好きだったので普通に楽しめた。

 シャッフル放送が失敗だったと思う理由は単純で、シャッフル放送にした理由が最後まで見ても分からなかったから。成功した過去のシャッフル放送アニメを見たことがないのでそもそもシャッフルの良さは理解していなかったのだが、まあ普通に考えれば過程より先に結果を見せることで物語の理解度を高めるだとか、良きところで伏線や回想の回を挟むことで分かりやすくするだとかがパッとは思いつく。このアニメに関してはそもそもそれほど難しい話ではなかったし、むしろ先週と全く繋がらない話を見せられて困惑する感じの方が強かった。もちろん一素人の見解であって、製作側はもっと高度な考えがあってシャッフルしたのかもしれないが。まあ視聴者に理解されないアニメ作ってどうすんだって話だけど。オンエア版の最終回は樹鬼との戦いだったが、それを最後に持ってきたのもよく分からなかった。「違いと向き合え」っていう作品のテーマに一番合ってると思ったからとかなのかな。

 昔話の桃太郎の続編的な雰囲気の世界で、世界中の鬼を全滅させようという少年・ミコトと、全然関係ないところで生まれたけどなぜか桃の力を持っていて鬼とも分かり合いたいと願う少女・サリーの2人の桃太郎の話。ミコトもサリーもソシャゲで言うところの特攻を持っており、鬼に対してだけ攻防どちらにおいても無敵の力を持っている。サリーはよく分からんけど、ミコトは桃の力を得るに至った壮絶な過去があり、あれだけ鬼を憎むのも分かる。

 キャロットがめちゃくちゃ可愛くて好きだった。容姿も服装も性格も、僕の好みを解析して考えましたかってくらいどストライクだった。ミコトに運悪く鬼の力を奪われてからは成り行きでサリーたちと行動を共にすることになるが、最初は「人間なんか……」みたいな感じだったのがだんだんとデレていくのも良かった。まあシャッフル放送のせいで仲間になった次の週には完璧にデレたキャロットを見せられたんですが。それはそれで悪くないだろう。あとフラウもただただいいウサギで可愛かった。天使と知り合いだったり悪魔のような姿に変貌できたりとフラウもなかなか一筋縄ではない過去を持っているようだ。

 敵の鬼も魅力的な鬼ばっかりで、伸鬼や轟鬼は自分の大切な人のために戦っていたから死んじゃってとても悲しかったし、髪鬼やジュセリノは可愛かった。

 OPもEDもめちゃくちゃかっこよくて好きだった。

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ピーチボーイリバーサイドバトルサーガより
もう引退した

 

うらみちお兄さん

ストーリー★★★★☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★☆☆

 なんかやたら面白かった。某子供番組のような番組で体操のお兄さんをしているうらみちさんが、社会と大人の闇を子供に教える話(違う)。このアニメの一番の見どころはやはりうらみちさんが子供たちにとても分かりやすく大人の闇を説明するところであろう。いっつもニコニコしながらとんでもないことをサラッと言うもんだから子供たちもドン引きで面白かった。逆に子供たちの純粋すぎる質問などはうらみちさんを始めとする大人たちの胸にグサグサ突き刺さっていて可哀想だった。あと人生に絶望して社会に疲れきったうらみちさんの様が今の僕と重なるところもあり、共感ポイントもあった。1話でうらみちさんが「しんどいつらい毎日何もしたくない人~?」って呼び掛けたところで元気良く返事してしまった。

 番組のディレクターが自己中自分勝手パワハラの権化みたいな人でみんな可哀想だった。中でも真冬の海で真夏の歌のMV撮影は一番ひどかった。誰も文句を言えないのである。この人に子供番組のディレクターやらせようって言った人は腹を切って詫びた方が良いと思う。こんなディレクターの番組だから、企画も歌も意味の分からないメッセージ性が込められたものばっかりでこちらとしては面白かったが、子供たちがその意味分からん歌でキャッキャ喜んでるのが一番意味分かんなかった。

 番組外の楽屋やオフの話も面白く、全てに無気力なうらみちさん、それをイジってはいつもひどい目にあう兎原など、他のキャラもみんな個性的で面白かった。熊谷は基本クールなのに池照お兄さんにだけにはめちゃくちゃ優しいのが面白かった。池照お兄さんは普段何も考えてないのに、チンダル現象チンアナゴで一生笑ってるのが面白かった。詩乃お姉さんはなんか色々と可哀想だった。企画部の人たちも登場したけどもちろんみんなヤバい人たちだった。

 歌については特に言うことない。こういうアニメってベテランが演じてるからこそ光るものってありますよね、具体的には言えないけど。

 

白い砂のアクアトープ(第1クール)

ストーリー★★★★☆

 キャラ ★★★★★

  曲  ★★★★☆

 12話までの感想。1クール目は、東京でアイドルを辞めた風花と、沖縄でがまがま水族館の館長代理を務めるくくるの2人の女子高生の話。偶然沖縄を訪れた風花ががまがまの水槽の前で謎の幻を見たところでくくると風花は運命的な出会いを果たし、最初はぶつかり合いながらも次第に打ち解け、良き友のような姉妹のような関係になっていく。中盤でくくるに死んでしまった双子の姉妹がいたことが判明した時には、風花がくくるの姉代わりになろうと決意し、その夜には一緒に手を繋いで寝ることを提案したのが良かった。このアニメはこういうところでも百合って感じがあまりしないのが逆に良い。あと双子の姉妹の存在を示唆する時に「名前の書いていない母子手帳」を使うのも上手いなぁと思った。

 くくるがなんとかがまがまの閉館を阻止しようと色々策を講じて、案自体はタッチプールやスイーツなどとても良いものが多いんだけど、全体的に後先考えずに行動してしまうことが目立つなと感じた。一番まずいなと思ったのは、水槽の前で見えるという幻を売りにしようとしたところで、幻の真偽や条件を明らかにしないまま独断でSNSに宣伝してしまったこと。案の定上手くいかず、館長であるおじいに怒られる結果となった。がまがまへの愛や飼育の知識は一人前でもまだ高校生なので、この辺の未熟さはしょうがないのかなと思う。おじいを始め周りの大人たちはもうがまがまが閉まる前提で色々話を進めているので、ふとした時にそれが露見してしまった時のくくるのショックは計り知れないものがあると思う。終盤で台風ががまがまを襲った時に、がまがまのために頑張り続けるくくるを嘲笑うかのように台風が無慈悲にもがまがまを壊し続けるのは見ててつらいものがあった。最後にはくくるもほぼ心折れてしまっていたけど、停電前後でくくるが生き物たちのためにやっていたことは全て的確ですごいなと思った。

 結局がまがまの閉館は止められず、風花は沖縄を離れることになった。すっからかんになっていくがまがまを見ると僕でさえ悲しい気持ちになってしまうのに、くくるの悲しみと無力感を考えると涙が止まらない。空港で風花を見送った後に1人で泣いていたくくるの元に風花が戻ってきた時はまた涙が止まらなかった。そしてくくるが高校卒業後に新しい水族館で働くことを決意したところで1クール目は終わった。がまがまの幻の話はどうなっちゃうの!?

 登場人物がみんな魅力的で良い。くくるや風花は言わずもがなだが、がまがまで働く飼育員の空也さんがいいキャラだなと思った。普段無気力に見えても、がまがまの閉館の際には涙を流すなど感情的な部分もあって良かった。櫂、お前はくくるに近付くな。

 OPもEDも良かった。OP歌詞の「浮かび上がる景色をもう一度夢と名付けようか」のフレーズがめっちゃ好き。

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かわいい

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かわいい

 

ぼくたちのリメイク

ストーリー★★★★☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 話自体はとても面白かった。ただ1つ言いたいのが、主人公の恭也くんにあまり好感が持てなかった。僕は一度嫌いになるとズブズブどん底まで嫌いになってしまう人なので、もう恭也くんの言動全てに言葉にならない文句を言いたくなってしまっている。なんか普段の性格と「ぜってえ何とかする」モードの時の性格の整合性が取れてない気がするんですよね。恭也くんが有能でどんな困難も知恵と工夫で乗り切れるのは分かるんだけど、声を荒げて「ぜってえ何とかする」なんて言葉が出ますかね。なんかこいつ急に叫びだしたぞ、情緒不安定か?みたいな気持ちになってしまう。あと恭也くんの声の演技がなんかクサかった。普通に声優が悪いのか恭也くんが嫌いすぎて声優にまで飛び火したのかは分からん。

 恭也くんがタイムリープして芸大に入り直して明るい未来を目指そうみたいな話。現代でプラチナ世代と呼ばれる天才たちと過去では寝食を供にすることになるも、恭也くん自体が有能だったこともあり、特に失敗することもなく物語は進んでいった。最初の方はプラチナ世代の悩みを解決したりアドバイスしたりしながら芸大でも大活躍だったが、同人ゲームの開発編に入ってからは、納期に追われて3人の持ち味を潰しがちになる。今思えば恭也くんがいなくても他の3人は未来で大成功しているはずで、なぜ恭也くんが色々口出してるんや?同人ゲームが完成したところで恭也くんは一度未来に戻される。恭也くんがシノアキと結婚して子供を持ち、仕事も上手くいっているが、プラチナ世代の3人がその才能を開花させなかった未来。結果論ではあるが、恭也くんが3人を食い潰した形になる。なんでこのタイミングで一度未来に戻されたのか最初はよく分からなかったが、恭也くんにとってだけならこれも幸せな未来の1つだったってことなんやな。恭也くんはこの未来を否定しもう一度過去に戻る決断をして物語は幕を閉じた。この未来を捨てた場合、シノアキとの娘には二度と会えなくなる可能性を考えると、娘とお別れするシーンは悲しかった。戻った過去は同人ゲームを作り終えた後だったけど貫之は救われないんですか?

 ヒロイン2人はめちゃくちゃ可愛かった。学園祭かなんかで見せたナナコとシノアキのメイド服姿の破壊力がやばかった。シノアキに関してはシェアハウスでもやたら無防備だし卑しか女だった。二人きりでギャルゲーの絵の構図の参考写真撮るのは流石にまずいですよ。

 このアニメを見てて思ったのが、タイムリープってそんな上手くいかないやろってこと。過去のある1つの選択を変えたらその後の人生は上手くいくっていうのがちょっと僕のタイムリープ観と合わないなって思った。東リべみたいにもっと苦労するものだと思うんですよね。

 OPがめちゃくちゃ好きだった。Poppin’Partyはいつも良い歌を歌う。EDはthe peggiesボーカルの北澤ゆうほさん作詞作曲だったが、北澤ゆうほさんの歌声で聞きたかった感が一生拭えない。ブシロードの回し者に奪われてしまった。

 

EDENS ZERO(第2クール)

ストーリー★★★★☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 2クール目からはかなり面白かった。てか今思えば1クール目も普通に面白かった気がしてきたな。2クール目は魔王四煌星のメンバー・ハーミットとヴァルキリーの話がメインに描かれた。

 ハーミットの回は正直あんまり話の本筋は覚えていないが、ハーミット関連の話はとても良かった。まずハーミットが心を壊してしまった理由だが、仲間だと思っていた人間に裏切られ、自身も実験体としてひどい扱いを受けたからというのがとても可哀想だった。あんな四肢のない状態で無理やり笑うことを強要されるハーミットの姿見たら少年たち性癖歪んじゃうでしょ。そこから紆余曲折あって心を取り戻したハーミットはめちゃくちゃ可愛かった。16話の最後に見せた笑顔で泣いてしまった。このアニメ、1話に1枚〝本気の絵〟を見せてくれる。あとこの話の中でピーノがゲーム内で人間になってて可愛かったんだけど、それも含めてピーノの「人間になりたい」という夢の布石だったの良いよね。

 ヴァルキリーとホムラの話はさらに良かった。惑星サン・ジュエルに佇むヴァルキリーにようやく会えたと思ったら、無事だったのは半身だけでヴァルキリー自体はかつての戦いで命を落としてしまったのだという。これが判明するところの、回想からの繋ぎというかコマ割りというかが衝撃的で度肝抜かれてしまった。ヴァルキリーの遺体を蔑ろにした敵に対して、ホムラが工夫してヴァルキリーの剣でとどめを刺すというのが良かった。この惑星でのボスである紅夫人はホムラの実母で、最終的にホムラに見捨てられるわけだが、ホムラは実母を探しているなんて一言も言ったことはなく、最初からヴァルキリーのみを母として想っていたというのも良かった。ヴァルキリーを機械だからといって雑に修復しないで死を大切にしたのも良いなと思った。ウィッチとイブリィが二人きりの時にヴァルキリーを想って涙を流していて泣けた。

 お気付きかもしれないが、主人公のシキに対する印象があまりに少ない。最終的に各ボスをうちのめすのはシキで要所で名言も吐いてるのは確かなんだけどね。僕が女の子のキャラしか見ていない説はある。まあ何にせよ面白いのは確かなので続編を期待する。あとこのアニメ全体的に回想の出来がやたら良いので、1話で終わらせてしまうのがもったいないように感じる。逆にサクッと終わってるからこそ良いのかもしれないが。

 OPは流石のラルクという感じでめっちゃかっこよかった。EDも久々の酸欠少女さユりさんでとても良かった。2クール目はどちらかというと重めな話が多かったので合っていた。

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性癖歪んじゃうよ

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〝本気の絵〟

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ハーミット(シャドバのすがた)

 

ひぐらしのなく頃に

ストーリー★★★★☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★★☆

 冬にやったひぐらし業の解答兼続編。これ僕よく分かってなかったんですけど、沙都子が力を得てから業の1話へと繋がってたんですね。梨花ちゃまが惨劇を回避できるアドバイスを圭一にしても結末は変わらなかったのは、そうなるように沙都子が裏で暗躍しているからだったことが各明し編で明かされた。遂に梨花の心を折って理想の未来へと歩き始めた沙都子だったが、プレゼントを避けようとしてしまうというただ1つの反射的なミスによって梨花に全てバレてしまう。梨花が生きるために努力したのと同じくらい沙都子が頑張っていたのも事実なので、それが一瞬で崩れ去ってしまったのは少し可哀想でもある。最後はお互いに殺し合いながら思いをぶつけ合い、そして和解する。どちらも2人一緒に楽しく生きていきたかったという願いは同じだったので、雨降って地固まる的エンドでまあ良かったんじゃないかと思う。

 特に祟明し編だが、沙都子が演技派すぎてビビった。あんなん分かる訳ないやろ。あんなにみんなを手のひらの上でコロコロ転がせたらそら沙都子もデカ羽入も爆笑してしかるべきやろなと思った。あと鉄平を殺す付近になって、沙都子の良心とも言える別人格が沙都子の体に現れたのもびっくりした。神の力を得て非情になるあまり、冷酷な人格と良心が分裂してしまったとでも言うのだろうか。

 OPもEDも良かった。

 

B+)

出会って5秒でバトル

ストーリー★★★★☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★★☆

    作画   ✕

 ふざけたタイトルの割にはかなり設定も内容も良くて面白かった。作画班が途中で死んだのか、中盤から徐々に作画が崩れ始め、戦闘は酷い3Dで誤魔化していたので、作画さえ良ければもっと上に行けたかもしれない。本当は面白い作品を作画の悪さだけで不当に評価しないといけないのが一番悲しい。

 よくあるそれぞれ1つだけ与えられた能力で殺し合うみたいなアニメだったけど、他と違うのは能力がかなり使いづらいものばかりだということ。詳しく条件が付け加えられていたり、自分だけでは使えない能力だったりと、登場人物が自分の能力の範疇でいかに戦っていくのかを見るのが面白かった。抽象的な話にはなるが、例えば主人公が追い詰められた時に新情報や新能力を突然開示して切り抜けるのではなく、今まで我々に提示していた能力を上手く使って切り抜けるみたいなのが非常にすごいなと思った。あと戦闘中になんか不思議なことが起こっても、すぐその話の中でなぜそういうことが起きたのかを解説してくれるので、頭にハテナが浮かぶ時間が少なくて良かった。その解説も結構理に適ってることばっかで感心してしまうんだよな。あと能力にそれぞれ二つ名みたいなのが付いてるのがかっこよかった。詭弁家とか皮肉屋とかね。

 主人公の啓は「相手があなたの能力だと思った能力」を持っており、まず1人では使えない能力だが、相手次第ではどんな能力にもなり得るというとても面白い能力。啓が元々めちゃくちゃ頭が良くてゲームが得意ということもあり、毎回思いもよらぬ方法でこの能力を活用してくれた。あとこの能力の「相手」を詳しく考察する回とかもあって面白かった。啓は自分にとって合理的な考えしかしないような性格に思わせておいて、その実は優利に全面的な信頼を置いていたり、多少危険を冒してでも赤のリーダーを緑のリーダーの能力で倒すことに拘ったりと意外に感情的な一面も持ち合わせているのが良かった。

 あと女の子のキャラがみんな可愛かったですね。個人的には多々良りんごさんが可愛くて好きでした。キャラで言うと霧崎に中井和哉を当てたの、絶対剣を使うからって理由だけだろ。

 OPもEDもかっこよかった。ED映像の絵がめっちゃ良くてゾクゾクした。

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ぼく……?

 

転生したらスライムだった件(第2期 第2部)

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 2期2部はようやくクレイマンとの全面対決になった。まあそこに至るまでにまだ4話くらい会議を続けてて、巷では「もう1か月以上も会議をしている!」とブチギレるキッズが多発したらしくて面白かった。個人的には、今回の戦いはクレイマンをどうやって倒すかではなくどのようにクレイマンを倒したら全部丸く収まってリムルが魔王になれるかがメインだと思っているので、戦いより会議を大事にして正解だったとは思う。現にバトルではそんなに目立ったピンチもなく、消化試合のようにあっさり勝てていたように感じる。ピンチがあったとすれば、ミリムとその配下のハゲジジイはめちゃくちゃ強くてどうすんやろとは思った。戦わずして勝っていた。

 ワルプルギスでのクレイマンの言動や行動も全部消化試合みたいで逆にクレイマンが可哀想だった。まあクレイマンのこれまでの悪逆非道ぶりを考えたら同情の余地はないけど。いつも温厚なリムルがクレイマンと話す時だけめちゃくちゃ口悪くなってて、でもこれはこれで良いなと思った。

 第1部ラストでは、ミリムがクレイマンに洗脳されたようだったのが一番の懸念点だったが、なんとミリムはずっと操られたフリをしていたらしい。クレイマンの命令で街を滅ぼしていたりクレイマンに殴られても無反応だったりしていたので、ミリムってバカそうに見えて実は我慢も演技もできる子だったんだな……と思った。

 EDの曲名のReincarnate、最近色んなところで聞く単語やなと思ってたけど転生って意味だったんすね。名詞形のReincarnationも相まって花のカーネーションの仲間だと思ってましたわ。

 

探偵はもう、死んでいる。

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 タイトルにもある通り名探偵のシエスタは死ぬことが確定していて、それに至る過程や死んだ後の物語が描かれた。探偵って言ってるし推理ものなのかなと思ってたけど、1話から異形とのド派手戦闘が展開されていてあーそっち系かと思った。ほぼ1話に限っての話ではあるが、戦闘作画がバチくそによくてビビった。代わりと言ってはなんだが、全体的に推理感はあんまりなかった。

 シエスタがめちゃくちゃ可愛かった。1話のサービスカット満載文化祭編を始め、中盤には水着回もあり、日常回の全てのカットが可愛かった。中でも1番ヤバかったのは7話の酔いどれシエスタ。もはやキャラ崩壊レベルに可愛さ全開で、揺れるわふわふわだわ積極的だわで我々の心を掻き乱した。翌朝酔いが覚めてからの恥じらいやら後悔やらも良かったね。あとアリシアもめっちゃ可愛かった。

 やはり物語を通しての一番の謎と言えば、シエスタが死んだ理由だっただろう。今になって思えば、各話毎回色々と良いヒントをバラまいてくれており、ちゃんと考えれば誰でも予想できる真相だったと思う。序盤から「シエスタは過去に死んでいてその心臓は今は夏凪渚を生かすために使われている」という情報を開示されていたので、てっきり我々は、シエスタは形のある状態で死んでその心臓が夏凪に移植されたんだと思わされてしまっていた。ヘルとの最終戦でヘルがシエスタの心臓を取り込んだ時に「じゃあ夏凪の心臓はどこに!?」などととんちんかんなことを思ってしまったのはこのためだが、ヘルの変身能力も明かされていたのだからこの時点で真相に気付けるようにはなっていたんだよな。まんまと作者の術中にハマってしまった。

 最後は、シエスタに身を任せた夏凪と君塚の久しぶりの共闘で幕を閉じた。痴話喧嘩紛いの片手間に攻撃される敵さんが可哀想だった。

 OPはかっこよかったし、EDは良い歌で好きだった。

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かわいい

 

ジャヒー様はくじけない!(第1クール)

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 10話くらいまでの感想。ちなみに僕のクールの分け目は基本的に主題歌の切り替えと同一としている。魔法少女に魔界を破壊されたから人間界でひもじく生きていくことを余儀なくされた可哀想なジャヒ―様の話。あまりにその境遇がひどすぎて、何よりも先に可哀想という感想が出てきてしまう。特に魔界時代の部下であったドゥルジが人間界ではなぜか成功して大金持ちになっているのを見せつけられ、さらに数多の嘘でドゥルジにはひもじいことを悟られないようにするジャヒ―様があまりに惨めで可哀想だった。

 ジャヒ―様はこと周りの人間には恵まれていて、苦労して手に入れた魔石を魔法少女に奪われそうになった時には普段いがみ合っている大家が全力で助けてくれたり、天使のような幼女・こころには魔石探しを手伝ってもらったりと、良い人間しかいない。

 OPが非常に可愛い楽曲で良かった。MVの小倉唯ちゃんの衣装がえちえちすぎると俺の中で話題に。ちなみに俺の座右の銘は「諦めも肝心」。

 

女神寮の寮母くん。

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★☆☆☆

 ○○寮とか○○荘とかがつくアニメにいい思い出が全くなく、これも1話切りするつもりで見たらそこそこ面白くて最後まで見てしまった。まあ内容は普通のエロアニメだったが、このアニメが特段面白かったのか僕のストライクゾーンが広がっただけなのかは定かではない。主人公の男の声が女声だったのも良かったのかもしれない。2話くらい無規制版も配信で見たが、良かった。

 僕のお気に入りはもちろんどの女神でもなくすてあちゃんだ。ドスケベ淫乱女神たちよりもツンデレ幼馴染みの方が強いのは自明の理。すてあの度を超えた暑がりというか熱に弱いみたいな設定は思いついた人天才か?と思った。暑がりなのに孝士くんの初恋の先生と同じ髪型にするために我慢してるの可愛いが過ぎるでしょ。あとすてあのツッコミのキレが凄まじく、孝士ときりやが風呂場で鉢合わせてなんやかんやあった時には「ブッキングどころかドッキングしてたろ」という名言を放っていてゲラゲラ笑った。作者もこれ思いついたときには自分を天才だと思ったことだろう。

 ドスケベ淫乱女神たちもキャラが立っていて、それぞれのエロイベントを孝士くんに提供していて良かった。せれねさんだけは結局謎の異能力があるんだかないんだかよく分からないまま終わってしまった。せれねさんが月面パワー足りなくて外出れない時に、日傘の内側に月夜を描くことで解決としたのはセンスあるなぁと思った。あとせれねやきりやといっためちゃくちゃスリムなキャラの肋骨の浮き出させ方に制作陣のこだわりを感じた。

 女神寮というだけあって、作中のキャラはせれね→セイレーン、きりや→ヴァルキュリアなど女神の名前からとられていることは分かったが、孝士くんもなんか名前モチーフあるのだろうか。結構ずっと考えてたんだけど思いつかなかった。あと地味にすてあも分からん。僕もまだまだ神話は勉強不足ですね。

 OPもEDも作中登場キャラの2.5次元役の人が歌っていたらしいが、2.5次元とコスプレの違いは何なんでしょうか。歌って踊る点か?ところでせれね役の夜道雪さんだけは本人が2.5次元役もやっていたが、これは夜道さんがそれだけの〝モノ〟を持っているということだろうか。

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こだわりを感じる肋骨

 

RE-MAIN

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 後半でみなとが記憶を取り戻すまでは正直おもんなくて、あー久々におもんないスポーツアニメ掴まされたわなんて思ったりしてたけど、記憶を取り戻してからは普通に面白くて良かった。前半が面白くなかった理由としては、みなとの記憶喪失設定が意味不明だったから。どちらにせよ経験ゼロから始めることになるなら素人から始めても同じじゃん、わざわざキャラ設定盛るために記憶喪失にするなよと思った。ところが後半になって、記憶を失くす前の記憶が戻り、記憶を失くしてた時の記憶が失くなるというイベントが起きた。しかもその2人のみなとの性格が正反対ときたもんだ。これには一本取られたと思った、浅いのは俺だった。

 前半はおもんなかったのでそんなに言うことない。強いて言えば後輩メガネくんの性格にドン引きしてた。記憶を失くしたことをいいことに勝手に近付いてきて勝手に期待して勝手に失望して、みなと先輩が許しても俺は許さない。

 後半ではみなとの性格がめちゃくちゃ悪くなってチームに亀裂が走る。みなとの家族が当初から微妙な反応だったのはこのみなとを知っていたからなんだね。そんなみなとを変えたのは、なんと記憶を失っている頃の自分からのビデオレターだった。あまりに用意が良い。それからはチームのみんなにアドバイスしたりなんなりで試合を迎えるが、結果はボロ負け。でも最後の1点を綺麗に決めたことにより、まるで相手と勝敗が逆のように喜んでいて草だった。試合ではみなとのアドバイス通りにみんな活躍できていて、さらに休憩中はみなとがみんなを認めたような発言をするなど、悪いみなとを知っている人からすると信じられないような変化だと思う。最後の最後で元の悪いみなとに戻ってしまったと思ったら、実はそれは作戦で、誰もマークしてなかったヒョロガリにゴールを決めさせたのは面白いことすんなぁと思った。試合後には、記憶を失くす原因となった母親にもやっと優しい言葉をかけられるようになっていて良かった。

 記憶が2回失くなってるから記憶が失くなる前がいつを指し示してるのか分かりづらくなってんな。俺の言いたいことを汲み取ってくれ。

 OPもEDも普通でした。どうでもいいけど勿忘草の英名であるforget-me-not、狂おしいほど好き。

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極主夫道

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 面白かった。実写化の玉木宏がドンピシャだったと話題になってたけど、声だけならツダケンも最高だったと思う。アニメーションは簡易だったけど十分面白かった。同時放送の極工夫道はツダケンがただただ包丁研いだり障子張り替えたりゴミ分別してたりするだけの映像が流れてて面白かった。曲もなんかヤクザと主夫は表裏一体みたいな面白い歌だった。

 

せいぜい頑張れ!魔法少女くるみ(第3期 第4クール?)

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 遂に終わった。痒い所に手が届くツッコミが心地良い良質なショートギャグアニメだった。ストーリーの性質上一応バトルも多いのだが、毎回毎回大事なところで引いて次話でもうそのバトルが終わってるみたいなのばっかだった。ショートギャグアニメに余計な熱いバトルなんぞを挟んでいる暇はないという強い意志を感じられたし、実際そうだったと思う。声が汚いでびるんのパパとママの声が天龍源一郎金田朋子だったのはセンス抜群だった。最後も記憶消して夢オチ風にして綺麗に終わらせていて良かった。

 

B)

現実主義勇者の王国再建記

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★★☆

 いつもの異世界召喚ものだが、他の有象無象とはなかなか毛色が違い、まあそこそこ面白かったと思う。現実主義と聞くとどっかの100万もエセ現実主義を気取っていたが、こちらはあれとは違いしっかり現実主義で、召喚された先で王になったソーマは派手な戦闘をするでもなく、むしろそれを避けるために国の内情や内政を整えていくといった話。我々の世界での歴史や文化を異世界で生かそうといったスタンスですね。税収と支持力のバランスとかはSimCityなどのゲームっぽかったし、商品作物の作りすぎで食料自給率が下がってるとかは中学の社会みたいだった。あと土属性魔法使いたちに土木工事やらせてるのがちょっと面白かった、バックホウ要らずじゃん。前半の国の内情を整えている時は結構面白かったが、後半で戦争に入ってからはちょっと失速したかなという印象。あとどうでもいいけどこのアニメ各回の引きが下手くそすぎる。基本的にブツ切りだし次回に溜めたと思ったらしょうもない話だったり、ちょっとこの辺はなんとかしてほしかった。

 食糧難を解決するために色々食べてみるみたいな話が面白かった。たこからやごぼうチップスといった我々の世界の食べ物を異世界人が食レポしてるのは面白かったし、スライムをうどんにして食うのは気色悪かったし、ソーマがイナゴの佃煮を食べて醤油の味に涙を流すのは流石に笑った。この件の立役者となったのはソーマの「ただ才あらば用いる」で飽くなき食の探究者として認められたデブだったが、僕もシャドバ脳(どんな言葉を聞いてもシャドバに関連付けられる能力)でなら僕の右に出る人はいないので無双証明書を発行してもらいたい。

 異世界ではお決まりの主人公の特殊能力だが、本作では物体に自分の意識をコピーして操る能力で、自分が休んでいる時でも書類仕事が進められる非常に便利な能力だった。僕も欲しい。

 ヒロインを始めとして可愛いキャラがちゃんといたのもプラスポイント。リーシアは最初はツンツンしていたものの、ソーマの才覚を認めていくと同時に好意も抱いていくかんじが普通に良かった。あとトモエとカエデあたりが可愛かった。狐の獣人って大体可愛い。

 タイトルも長ったらしくなく要点がきっちりかっちりまとまっている感じで良いよね。タイトルは短ければ短いほど良いので。でも公式略称が現国なのはちょっとセンス悪いけど。やってることは社会科なのにね。

 OPもEDもかなり好きだった。OP歌詞の「世界に求められる僕なんてどこにもいない」で毎回泣いていた。ED歌詞の「突き抜ける青 繋がる空へ」がめちゃくちゃ好き。僕は青い夏とか夏空みたいな言葉が好きなんだけど、これもそれらを連想させるような感じで良いよね。

 

BLUE REFLECTION RAY/澪(第2クール)

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★★

 どうも、ブルリフRを面白いと思って見よう協会会長です。1クール目の感想を書いている時に「あれ実はこれ真面目に見れば面白いんじゃないか」と気付いてから面白いと思って見ることにした。まあ2クール目ということもあり謎も解けていくし物語も収束していくしで結局割と面白かったんじゃないかと思う。世間の評価は知らないけど僕はこのアニメはそこそこ頑張っていたと思います。あとは作画かなぁ、作画がもう少し良ければかなり良い作品になってたと思うんだけど。

 物語の黒幕だった紫乃ちゃんの過去があまりに壮絶だった。母親に教祖として祀り上げられたあげく、狂った母に目の前で双子の姉妹を殺されてしまうとか、まああんだけ人の世に絶望してもしょうがないかなと思う。陽桜莉たちと最後に戦っている最中には、幻想の中で紫乃姉妹と他のみんなが仲良く学園生活を送っている様子が描かれたが、最終的に戦いが終わった後に少しずつそれに近付いていることが窺えて良かった。あと今までそんな描写がなかったので後付け感は否めないけど、過去に紫乃と会ったことがあり、その手を離してしまった陽桜莉が、今度は離さずにその手をもう一度掴めたみたいなのは展開としては好きだった。

 1クール目では空気だった瑠夏ちゃんだが、2クール目では陽桜莉が姉の過去を知って弱ったこともあり、ようやく陽桜莉のバディらしい働きを見せるようになった。1クール目は陽桜莉が完璧主人公だったのがいけなかったんすね。

 また都ちゃんの話になるが、この間まで敵だった仁菜や美弦を簡単には受け入れず、それでも徐々に歩み寄ろうとする姿勢がまた良かった。かつて自分の思いを抜いた仁菜に対し、手を震わせながらも自然に接しようとする都ちゃんは強いなぁと思った。これこのアニメに限った話じゃないんですけど、1人お気に入りのキャラを見つけちゃうともうそのキャラのことしか目に入らなくなる現象ってありますよね。

 OPがめちゃくちゃかっこよかった。今期楽曲ランキング第1位。一生聞いてた。EDも切なさと強さを兼ね備えた名曲だった。

 

SHAMAN KING(第2クール)

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★★☆

 26話くらいまでの感想。2クール目はハオという大ボス的存在が登場し、遂にシャーマンファイト本線が始まった。物語的にはどちらかというとシャーマンファイトよりその外での葉ファミリーvs.ハオファミリーvs.X-LOWSの三つ巴戦がメインな気がする。

 ハオの正体は平安の時代に存在した大陰陽師・麻倉葉王で、自身の野望のために転生を繰り返し、今に至るらしい。今のハオが葉とそっくりだったり、パッチ族の回想で描かれたハオがシルバと瓜二つだったりしたのは、それぞれ葉の双子の兄、シルバの祖先に転生したかららしい。葉とシルバの業が深い。

 ぽっと出のシャーマンかと思われていた木刀のリュウが、今やホロホロを余裕で凌ぐレベルの強キャラになっていて面白かった。あとかつてまん太の胸を切り開いた男・ファウストが力強い味方として再登場したのは「お~」と思った。少年漫画のお約束とはいえ、葉も蓮もリュウもオーバーソウルのインフレが止まらねえなと感じる。あと最近になって巫力を数値で表し始めてきたが、少年漫画は数値を出し始めたら終わりっていう話をよく聞くので不安しかない。

 2クール目のEDに出てくる謎の女がめちゃくちゃ可愛いと俺の中で話題になっていたのだが、本編に出てきた彼女はX-LOWSのリーダーで、常にアイアンメイデンの中に入って自分を戒めているとかいうやべーやつだった。EDは彼女が荒んでしまう前の過去の記憶とかなのだろうか。ED自体はめちゃくちゃ良い歌でめちゃくちゃ好きだった。

 

ぶらどらぶ

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★★

 献血奨励アニメ。ちなみに僕は献血したことない。このアニメに出てくるいわゆる献血マニアなんてものが実在するのか甚だ疑問ではあったが、意外と近くに実在する献血マニアがいたので信じざるを得ない。このアニメはなんというかクセがやたら強い。設定や登場人物の性格もさることながら、キャラがよくひっくり返ったり往復ビンタされたり、1話丸々謎の名作のオマージュに使ったことがあったり、あと映画好きのキャラが延々と昔の洋画の感想を言い続けるシーンがあったりと、なかなか多数が楽しめるとは言い難いような内容が多かった。個人的には昔のギャグみたいなノリは全然良かったんだけど、流石に知らん映画の話深掘りされるのはつまらなかった。序盤の方の、マイが紀元前の血やらサラマンダーの血やらを飲んで街を混乱の渦に陥れ、最後は爆発で無理矢理締めるみたいなのは結構好きだった。あと誰かが暴れそうになるととりあえず巨大注射器で血抜いて気絶させとけばいいやみたいなのも面白かった。

 内容はともかくとして、登場キャラがみんな魅力的で好きだった。マイが可愛い。バンバン貢ちゃんがいつもテレパシーレベルで思考ダダ漏れになるのが面白かった。血比呂先生もなかなか良いキャラをしていた。

 あと珍しいなと思ったのが、引きの絵を映したままワイプで登場人物の顔を拡大し、そのまま引きもワイプも両方動かし続けるやつ。あんまり見ないので面白いなと思った。

 バラードの方のOPがめちゃくちゃ好きだった。曲自体も良いし何より曲と合いすぎる映像が良かった。本編のギャグとはかけ離れた切なそうな詐欺映像だった。ロックな方のOPもEDもかっこよくて好きだった。

 

精霊幻想記

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 まあまあ面白かった。なんかすっごい長いスパンで物語が進んでいってて、リオが故郷まで旅をして戻ってくるまでに立ち寄った場所でそれぞれ数か月~数年くらい留まってるのがびっくりした。年月が早い。物語の舞台は大きく分けて王国、精霊の里、ヤグモ地方の3つの場所で展開されていて、それぞれの場所にヒロインが登場する形式だった。最近は一夫多妻のハーレムじゃなくて別の街の彼女的ハーレムの方が流行りなのだろうか。ヒロインたちはみんな魅力的で可愛かった。中でもやはり獣人のラティーファは格別に可愛かったね。俺も獣人美少女を奴隷から解放して懐かれたい。

 あとこのアニメ実は異世界転生もので、主人公の他にも何人か転生している人がいるらしく、ラーメンや饅頭といった我々の世界の食べ物が珍味として異世界に出回ってるのが面白かった。ラティーファも転生者の1人で、リオが用意した米にはしゃぐ姿が可愛かった。

 最後は再び王国に戻り、政略結婚させられそうになっていたセリア先生を助けてハッピーエンド。セリア先生の花嫁姿がとても可愛かった。その後Cパートでまあ今後の物語の布石というか繋ぎみたいな話が描かれたんだけど、個人的には蛇足だったかなと思う。あれでセリア先生助けて綺麗に終わりで良かったんじゃないか。

 OPもEDも良かった。OPのMVの高野麻理佳さんが可愛すぎて恋しそうになってしまった。そういえばこのアニメ一目見た時に「七星のスバル」っていう過去のアニメに似てるなって感じてしまって、別に話は似てるわけじゃないのになんでそう思ったのか分からん。キャラ作画とOPの雰囲気が似てたのかもしれない。

 

トロピカル~ジュ!プリキュア(第2クール)

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★☆

 30話くらいまでの感想。過去の僕が特に印象に残ったエピソードなどをメモしていなかったので特に何でもないクールだったのかもしれない。話の本筋的には、まなつたちより前に伝説のプリキュアがいたことが明らかとなり、あとまわしの魔女様はその伝説のプリキュアと何か関係があることが示唆され、そろそろ物語も動きそうと言ったところか。あと伝説のプリキュアに新しい必殺技を伝授されて、その必殺技を使う時に5人がさらに豪華で綺麗な格好になるんだけど、それが映るのがいつも一瞬なのでもっとちゃんと見せてくれればいいのにと思った。敵も強くなってヤラネーダの上のゼッタイヤラネーダの上の超ゼッタイヤラネーダが出てきたが、実は僕が何でも後回しにしちゃうのも全部超ゼッタイヤラネーダに取り憑かれてるからなんだよな。

 新しいED主題歌がまたなかなか良い歌でよく耳に残る。

 

魔法科高校の優等生

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★★☆

  曲  ★★★★★

 劣等生の妹の優等生がメインの話。1期の内容を深雪目線でなぞっているらしい。僕は魔法科高校の劣等生1期を見ていないのでこうして1期を知る機会を与えられたのは良かったが、なんというか全体的に浅く感じてしまった。1期がどんな感じだったのか知らないけど、優等生は割と競技メインで魔法を使うスポーツアニメみたいに見えてしまったのかもしれない。それかただ僕がこの作品自体と反りが合わないのかもしれない。

 キャラは深雪とほのかと雫が可愛かった。特に雫は前々からこのアニメで一番可愛い子と噂されていたが、一番可愛かった。普段のクールな感じとは裏腹に、九校戦のアイス・ピラーズ・ブレイクで深雪に勝負を挑んだのが熱くて良かった。負けても良い試合で自分の力不足だけに涙する雫とそれを慰めるほのか、良かった。

 OPがめちゃくちゃかっこよかった。三月のパンタシアって今までおっとりした歌しか聞いたことなかったんだけど、こういうアップテンポのかっこいい歌もいいじゃんってなった。曲自体も大好きで、流石俺たちの信じたじんさんだぜって感じ。

 

ラブライブ!スーパースター!!

ストーリー★★★☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 あんまり印象がない。それほど真面目に見てなかったのもあるけど、NHKでやった弊害か1話おきくらいに1週間休みになるもんだから話が分かんなくなりがちだった。あと個人的にだが、今までのラブライブと違ってあんまり刺さる子がいなかったというのもある。あんまり言うと怖い人に怒られそうなのでやめる。ストーリーは総じてラブライブっぽいなって思った。新設校だから1年生しかいないのはなるほどなって思った。他のどんなスポーツアニメでもそうだけど、3年生がいない部活は絶対に大会で勝てない法則。ていうかラブライブ予選で勝ち抜けるのが東京都で1校だけなの頭おかしすぎるんだよな。最終話のステージライブは、学校のみんなが協力してくれるってのがスクールのアイドルっぽくて良いよなって思った。

 OPは結構好きだった。放送最後に毎回リエラのうたっていうみんなのうたみたいなやつやってて草だった。

 

月が導く異世界道中

ストーリー★★☆☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★★☆

 正直声優の強さだけで生き長らえたアニメかなと思う。主人公が花江夏樹じゃなかったら即切りしてたかもしれん。タイトルはかなりオシャレポイント高くて好きだったけど、あんまり月に導かれていた気はしない。最初に主人公に力を与えたのがツクヨミ様だからってことなのだろうか。内容はまあうん、よくある異世界チートものって感じだった。主人公が時代劇好きなのが影響して、ヒロインが着物だったり若って呼ばれてたりなんてのはちょっと新しかった。あと要所要所で主人公が五七五で話をまとめてたのはちょっと面白かった。

 ヒロイン2人はどっちも可愛かった。一番可愛かったのは巴の分体ですね。今期は佐倉綾音さんを色んなところで見るクールだったが、そのどれもが違う役柄で佐倉綾音さんの演技の大渋滞になっていた。すごいね。

 OPがめちゃくちゃかっこよくて好きだった。「真夜中以外でも快晴」「夜なんて駆けない」など、流行りの曲に乗っかってるみたいな歌詞で面白かった。全然関係ないけど「そうアタシは半人前 ブサイク ただ凡人 転生さえ願った業人」の部分の歌詞とテンポがめっちゃ好き。あと1話2話のEDが水戸黄門のテーマの声優アレンジでゲラゲラ笑った。毎話あれを流してほしかった。特に佐倉綾音&鬼頭明里TAG TEAM GXが歌った方はかなりのロックアレンジがされていて面白かった。ロックアレンジはバンド始めた高校生が誰しも通る道なので、僕らもあるクリスマスイブに山下達郎のクリスマス・イブをロックアレンジしてバリバリやってたのが懐かしい。

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X

ストーリー★★☆☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 1期がめちゃくちゃ面白かったもののとてもまとまった終わり方をしていたため、2期で何をするのか楽しみあるいは不安だったのだが、案の定何もすることがなかったのか、破滅フラグなど微塵もない日常アニメを12話丸々お届けされてしまった。2期終了後には映画化が発表され、そこでは新作の乙女ゲーで新たな破滅フラグに苦しむカタリナが描かれるようだ。むしろこれこそが2期の内容として相応しかったのではないかと思わざるを得ない。僕の認識が正しければ、今回2期でやった内容は、普通なら1期と2期の間に挟まるOVAで出すべきような内容だったと思う。要は本編とあんま関係ないおまけ話ですね。それを12話やってしまったと。まあ原作にも間にこのストーリーがあったのならそんなこと言ったってしょうがないんだけど。そんなこと言ったってしょうがないじゃないか(えなりかずき)。

 何話か忘れたけど、キースの夢の中で登場人物の性別入れ替え回があって、女性陣が演じる男性役がめちゃくちゃ良かった記憶がある。ジオルド役の蒼井翔太が演じる女性役は、完全にカイザーインサイトだった。ちなみに僕のメモによると7話だったらしい、忘れてないじゃんね。

 OPは1期と同じangelaだった。誰かが言っていたが、angelaはこんなふざけた歌を歌わせるべきアーティストじゃないってのは僕も本当にそう思う。蒼穹のファフナーシリーズみたいなめちゃくちゃかっこいいangelaをもう一度聞きたいぜ。EDは普通にかっこよくて割と好きだった。

 

ゲッターロボ アーク

ストーリー★★☆☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★★☆

 スーパーロボット大戦には毎回必ず参戦してくる超大手ロボットアニメの新作アニメ。ゲッターロボは登場人物が同じでも媒体によって話の繋がりが全くないことがあり、僕が一番よく知っている「真・ゲッターロボ 地球最後の日」とゲッターロボアークはまさにその繋がりが皆無だったので、正直理解できないところが多々あった。しかもどうやらアークがシリーズの最終作らしい。1期2期を見ずに最終シリーズを見ても分かる訳ないんだよな。あと最終話でカムイの駆るバグとそれに半壊させられたアークに代わって新たに登場したゲッター聖ドラゴンの一騎打ちが始まるかと思ったらEDが流れ、Cパートでは訳も分からず再び3人が一緒にゲッター天に勝負を挑むみたいなクソみたいな終わり方したじゃないですか。あれはどうやら作者が死んで打ち切りになった原作をちゃんと再現したらしい。そんなところまで再現せずにアニメ独自でもいいからしっかり終わらせてくれれば良かったのに。

 話の内容はまあ割と良くて、地球が異星人に侵略されていると思ったら実は侵略してるのは未来のゲッターの方で、異星人はそれを防ぐために過去のゲッターを滅ぼそうとしたと。ゲッターは進化を続けて強大な存在になるということはなんとなく知っていたのでこの辺は理解できた。カムイが裏切ってゲッターを倒そうとするのも、まあハチュウ人類を守るための自然な行動だったと言えるだろう。拓馬とカムイの一騎打ちはそれなりに熱いものがあったので、やはり最終話はもっとちゃんとしてほしかったという気持ちがある。

 先代ゲッターのパイロットである竜馬や隼人、名前だけは知っていた百鬼帝国のブライ大帝など、懐かしい名前を聞く機会も多かったので何も知らない人よりは楽しめて見れたんじゃないかなと思う。あとこれは製作側のわざとだと思うんだけど、SEや作画がやたら古臭く感じた。昔のゲッターアニメに寄せたんだと信じたい。

 OPがばちくそかっこよかった。JAM projectの破壊力抜群の歌声最高だよな。ただこれは前々から思ってたんだけど、個々の歌声が素晴らしすぎるからどちらかというとソロパートの方がかっこいい説あるよな。EDは歴代ゲッターアニメの主題歌のアレンジだったらしい。先ほど述べた地球最後の日の主題歌もあったので良かった。

 

戦乙女の食卓Ⅱ

ストーリー★★☆☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 謎のアプリゲームの謎の番外アニメの謎の2期。あんまりまともに見てなかったし感想メモもとった形跡がないのであまりに印象が薄い。キャラが増えたからか知らんけど全体的に1期ほどの面白さはなかったと思う。どの回か忘れたし本当にそんな回があったのかも定かではないが、阿澄佳奈さんのキャラが姉妹か幼馴染みみたいなのとわちゃわちゃする回は可愛くて良かった。あまりに感想があやふやしている。歌も印象ない。

 

B-)

Sonny Boy

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★★☆☆☆

  曲  ★★★☆☆

 意味不明アニメ。まあでも1回見ただけじゃ理解できないだけで何周もして理解を深めれば面白いのかもしれない。当然僕は何周も見るつもりないので低評価。戦争という名の人が出てきたり逆さまに建築する塔が出てきたり、何かと風刺めいたものも出てきたけど「だから何?」って感じで理解するには至らなかった。漂流の原因が実は複数の能力が合わさってしまった結果だってことが徐々に分かっていったのはちょっと面白かった。結局長良が世界を作って猫がみんなをコピーして瑞穂がみんなの時を止めてたってことでおけ?でもそれだと長良たちが来るずっと前から漂流が続いてたの意味分からんよな。もうだめだ。

 4話がガチでクソだった。猿が野球するやつ。あれは一体何だったの?面白くもないし風刺めいたこともないしその後の物語にも出てこないし。あれでサニボを見限った感はある。

 ヒロインの希と瑞穂がめちゃくちゃ可愛かった。ああいうアニメっぽくない顔というかなんというか、ああいうのでも可愛く描けるのすごいと思う。希は最後死んでしまって悲しかった。

 EDは結構かっこよかった。なんか映画の主題歌感がある。 

 

ヴァニタスの手記

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 最初に言っておくがこのアニメはあんまりまともに見てなかった。なんというかこういうアニメは信者が多そうなので一応こう断りを入れておくと安心できる。まあ基本的にヴァニタスとノエがイチャイチャしてた気がするので僕みたいな人には刺さらなくて当たり前みたいなところはある。僕は男がイチャイチャするアニメには可愛い女の子をサブキャラでいいから出せと常々言っているが、その点で言うとこのアニメにはジャンヌというめちゃくちゃエロかわ女が出てきたので良かった。ジャンヌがヴァニタスの血を吸うみたいなところがめちゃくちゃエロくて笑った記憶がある。逆に言うとこのアニメはそこしか楽しめなかった。分割2クールでそのうち続きをやるらしいが、もう1期の内容すら何も覚えていないので見ません。

 余談だが、夏アニメが始まったくらいから花江夏樹YouTubeチャンネルにハマった。その中でも人気コーナーの闇のボードゲームシリーズがめちゃくちゃ好きなのだが、ヴァニタスの声質が完全にこれやってる時の花江夏樹で聞く度に笑ってしまった。俺はもう二度と花江夏樹のダークな演技を真面目には見れないのかもしれない。

 OPもEDもいい感じだった。作品の雰囲気に合っていたと思う。

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ダーク花江夏樹

 

D_CIDE TRAUMERAI THE ANIMATION

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★★★☆☆

  曲  ★★★☆☆

 間違いなくおもんなかったんだけど、これより下に比べるとやってることとやりたいことが分かりやすかったと思う。最終話付近の玲菜が龍平の代わりに犠牲になってそれを龍平が身を挺して助けるみたいなのはちょっと面白かった。玲菜と愛莉はえっちな格好で学校行ってるなぁと思った。玲菜はただの市ヶ谷有咲だった。最近の3Dアニメって本当クオリティ高いなと思った。数年前にはあった違和感が全然ないし普通に見れる。OPは東京事変の無駄遣い。

 

C)

SCARLET NEXUS(第1クール)

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★★☆☆☆

  曲  ★★★★☆

 おもんなかった。2話か3話までは面白くなりそうだったんすよ。超能力で敵と戦う系のストーリーで、日常回で死亡フラグを演出しつつ、謎の弾丸で味方が敵と同じ姿になってしまうみたいな。ここまでは結構ワクワクして見てたんだけど、ここから急に味方の内部分裂が始まるわ主人公が謎の力に目覚めるわ急に未来の話が始まるわで話グッチャグチャになってきて理解しきれなかった。特にカサネが未来のユイトから聞かされた話が一番意味不明だった。嚙み砕いて説明すると「俺のせいで世界が滅びることが分かった。俺が死ねば全部解決だったけど自分じゃ死ねなかったから手遅れになった。過去の俺を殺してくれ」ってカサネに頼んだ後そこでユイトは自殺するんですよ。いやもっと深い理由とかがあったんかも知れんけど、これだけ聞くとただのお笑い草なんよ。この辺りからもう真面目に見る気が失せたんで何も覚えてない。衝撃の2クール目突入だったけど流石にもう見ません。

 OPはTHE ORAL CIGARETTESでめちゃくちゃかっこよかった。このアニメのピーク。

 

迷宮ブラックカンパニー

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★★☆☆☆

  曲  ★★★☆☆

 なんかおもんなかった。まあでもはっきりゴミアニメかって言われるとそうじゃなくて、人によっては面白いと感じる人もいそうやなと思う内容だった。僕には何が面白いのか分からなかった。EDのMVで歌ってる人の目がイっちゃってて面白かった。

 

ダイナ荘びより(第2クール)

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★☆☆☆☆

  曲  ☆☆☆☆☆

 1クール目と感想特に変わらず。1個なんか語りたいエピソードがあった気がしたけど完全に忘れちゃったのでその程度だったってことですね。

 

俺、つしま

ストーリー★☆☆☆☆

 キャラ ★☆☆☆☆

  曲  ☆☆☆☆☆

 誰向けのアニメ?まあ1分アニメというものはこういうやつでいいんだけど、それにしても何が面白いのか何を楽しめばいいのか分かんなかった。犬と猫を返して。

 

切ったアニメ

チート薬師のスローライフ異世界に作ろうドラッグストア~

・・・普通におもんなかった。獣人の女の子は可愛かった。

 

天官賜福

・・・絵は綺麗だった。

 

NIGHT HEAD 2041

・・・最後まで見れば面白かったんかもしれんけど時間なくて切っちゃった。

 

総括

 書き終わった今日の日付はなんと11月14日です。秋アニメももう6話まで放送しております。結局3週間ぐらいかかってて草。だってお仕事忙しかったんですもん……。ちなみにリアタイ以外の秋アニメは見ずに頑張って書いてたんだけど、今数えたら26本溜まってて草。おもんなさそうなの流石に切るかな……。