皆さんこんにちは、〝慟哭喰らい〟・だんべると申す者でございます。
2022年3月、俺らシャドバユーザーが遥か昔から待ち望んでいた神フォーマット・その名もクロスオーバーが実装されました。こんなんルムマで解放してくれるだけでもありがたかったのに、まさかまさかランクマッチまで用意してくれていて、我々はまたシャドバの沼に引きずり込まれてしまうのでした。
十禍闘争は、本実装・アディショナル・クロスオーバーと1か月ごとに新しい要素が追加され、ほぼ全ての期間を飽きずに過ごすことができた。逆に言うとシャドバに縛られる苦行期間がいつもより長かったとも言える。クロスオーバーは期間限定とのことだったが、これからも毎回1か月限定で解放されるんじゃないかと思っている。流石に常時解放にするとローテやる人が誰もいなくなってしまうからな。
今回は環境デッキを使いながらも、天災ラティカと運だけ混沌に幾度となく苦しめられてボロボロになりながらなんとかマスターまで到達できたので、備忘録を残しておこうと思う。
こいつどちゃくそ可愛いな
タイトル「普通のリアニカゲミツネクロロイヤル」
カゲミツを何度もリアニして進化回数や連携を稼ぎ疾走とバーンで相手を殺すデッキ。デッキタイプは誰が見ても文句のつけようがないTier1で、僕が使ってたのもまあ特に面白みのない一般的なデッキになった。むしろ現在ではもうちょっと研究が進んでいるらしく、何枚か時代遅れのカードも入っている。
クロスオーバー、最初こそ様々なデッキタイプが溢れてめちゃくちゃ楽しい環境だったが、まあ1週間もすれば環境は固まりきってしまい、大体3つのデッキタイプのパワーが高すぎて他のデッキにランクマでの人権はない状況になってしまった。これってつまりアンリミと同じってことなんですよね。僕はアンリミの苦行ランクマをネタデッキで駆けられるほど強い精神力を持ち合わせていないので、やむなしその環境デッキの一角を握るしかなかった。本当は葬送カラミティで天下とりたかったんです……。致し方無し、退路無し。
ちなみに今回はネクロ縛りをしていたつもりはなく、有り余る資産を用いて使いたいと思ったデッキを全部試したが、結局リアニカゲミツや葬送カラミティに落ち着いてしまったところに私のネクロマンサーマスターたる所以を感じずにはいられない。(？)
デッキ選択経緯
上記の理由による。
採用カード
妖しき薬師・シャオ 「薬と毒は紙一重」
・・・カゲミツリアニ要員。流石に強い。1/1/2と高スタッツなことも偉く、2,3コスの強い動きが見えている場合は先1で置く動きも強い。連携9の時にネクロマンス付きで投げてカゲミツが進化するのも偉い。比較的墓場がカツいデッキなので、リーサルターンに適当にプレイしてると霊体の侵入に当てる墓場が足りなくなったりする。
友魂の少女・ルナ 「ルナね、もう寂しいだけじゃないよ」
・・・1t目から雑に投げて連携の足しになりつつ、くっつきの良いドロソアミュレットをゲットできる。ネクロマンス6のEP回復は別に活躍の場は少なかった。進化時に加えられるネクロテンプテーションは思ったより活躍した。弱くはないんだけどもしかしたらこの辺をムササビとかにしたらもっと強かったのかもしれない。
霊体の侵入 「殺されてからずっと、その顔が見たかったから」
・・・アホカード。やはり1コス1進化3点疾走はバグっている。カゲミツの7回進化を早めに起動するためにはかなり必須レベルで引いておきたいカード。序盤から強い盤面を押し付けた後の侵入レイダーとかは相変わらず強いのでやはり狂った性能をしている。
導く鐘・ベルエンジェル 「幸せよ届け！リーンゴーン！」
・・・ドロソ。また、現環境においてはラティカを止める札にもなり得る。後攻ならノータイムで返してよいが、先攻でキープするかは一生悩みどころだった。結局返すことの方が多かった気がする。
キャットアドミラル 「ニャ～！錨を上げるニャ～！」
・・・錨……猫……なるほどね。ずっと頭おかしい能力だと思ってたけど使ってみてやはり頭おかしいなと思った。たった連携7で顔2点バーンはヤバいて。しかも進化時効果で能動的に連携3稼げるってアホやん。進化で出てきた小虫にソウルガイドが打ちやすいのもポイント高い。
ブレイドライツの小隊長 「争乱の傷を癒すんだ！」
・・・後攻だと頭おかしいことをやっているカード。後4だけじゃなく後5後6でも強く使える可能性が高いのがヤバい。先攻だとただのオースレスナイトになる。連携を雑に稼げるので先後どちらでもキープ対象となる。小隊長はオースレスナイトの完全上位互換に見えるけど、小隊長は王家の御旗の恩恵を受けられないので完全ではないんですね。
老練なる教鞭 「勝利の道を斬り拓くのは、常に前線の一兵よ！」
・・・カゲミツ確定サーチ枠。最近は多少サーチ先をブレさせてでも陽だまりの邂逅を採用するのが一般的らしい。確かにカゲミツ確定サーチは魅力的だが、連携も進化も稼げないただの1ドローに2コス払うのはしんどい気もする。まあそれでもカゲミツが1枚も引けないオワオワリ試合に比べたら2コスぐらい無駄にするのは全然いいんですけどね。陽だまりか教鞭かはほぼ好みな気がする。最初は3枚積んでたんだけど、かぶった時の腐り方が尋常じゃないので2枚にした。
ソウルガイド 「霊魂共～こっちだぞ～！」
・・・いつものドロソ。ルナやナイト、ヘヴィーナイトといった小虫が多いので比較的打ちやすくなっている。カゲミツを自害させられる札であることも覚えておこう。
ケルヌンノス 「われに狩らるを、ほまれと思え」
・・・連携稼ぎ＆手札回し＆カゲミツリアニ要員。後攻だと流石にもったいないが、先攻だと連携稼ぎに使いやすくて良い。2枚とか引けてると連携10達成が簡単になるので楽。カゲミツを一度葬送してからリアニできるので、消滅に怯える心配が少ない。進化は割とキャットアドミラルに切りたい気持ちの方が強いので、ただの連携稼ぎに使われることが多かった気がする。
ロストサムライ・カゲミツ 「逸る血潮、嗚呼結びの時！」
・・・ラストサムライ。ネクロのリアニ3,4とあまりに相性が良いカード。もはやクロスオーバーのためだけに刷られたんじゃないかとすら思えてくる。3コスト払って置くのはなかなか弱いが、ケルヌンノスを用いれば2コスで出せるし、シャオでは1コスで出せるし、絶叫の崇拝者に至っては1枚で2体も出せる。ローテのロイヤルさんはなんでわざわざわ3コストも払って置いてるんだろうか🤔。リーサルのほとんどを彼に頼っているので1枚も引けないとまずいことになるが、ロイヤルにはサーチも豊富なのでそこまで心配はない。6,7t目にカゲミツを複数体並べた時の気持ち良さたるや否やよ。回復が豊富な相手には下手にリソースを吐かず、リアニ札を溜めて溜めて8t目くらいに特大打点でOTKするのも気持ちが良い。アルザードと違って自害は早ければ早いほど良いというわけではなく、ラスワ効果で出てくるターンの前のターンにしっかり連携10を溜められるかを考えて殺さなくてはならない。このデッキタイプが上手く扱えないという人はここを疎かにしているパターンが多いだろう。逆にこのデッキタイプを相手にする時には、相手が次のターンで連携10を溜められなさそうな時はこちらからカゲミツを処していった方が良い。ミラーが多い故に得られた知見である。
潰し宴 「宴の邪魔やでぇ」
・・・カードパワーからして強いのだが、環境的にもなかなかいい仕事をするので個人的には入れない択はないと思っている。また、このカードだけでは心許ないが、ベルエンや兵団長と併せて出せると相手の天災ラティカを高確率で防げる札にもなる。
撲滅の兵団長 「全隊傾聴──踏み潰せ」
・・・オシャレプレミアピン挿し枠。今思えばピン挿しはやりすぎたかもしれんけどこれでしっくりくる気もしている。5,6t目程度の盤面を強固にできるだけでなく、守護のおかげで天災を防ぎやすくなるのもかなり偉い。手札に来たら来たでアクセラがめちゃくちゃ強いので腐らない。本体の性能も頭おかしいので、このデッキでは滅多に使わなかったが、どうしようもない盤面を誤魔化すことはできた。直接召喚よりも先に霊体の侵入から出てくるゴーストが消滅するので、ゴーストがいる時は5面埋めてても良いとかいうワザップがある。それにしてもこのカードは気に食わないな。いつ使っても強いどころか引かなくても強いってなんなんだよ。
絶叫の崇拝者 「黙すな！空隙を満たせ！」
・・・コスプレ崇拝者。ルルナイなんかよりカゲミツの方が100倍相性良いからサムライの崇拝者とかに改名した方が良いと思う。6t目に本体で出せばカゲミツ2体出てきて両方進化して相手の盤面一掃しつつ顔詰めれるってなんやねん。BP9000くらいの時に初めて知ったんだけど、連携8の時に崇拝者を出すと、2体目のカゲミツが出てきた時点でようやく連携11なのにもかかわらず、カゲミツは2体とも進化するので気を付けよう。これもっと早く知ってたら掬えた試合が多くあった気がしてならない。あと手札によっては崇拝者本体よりもアクセラで使った方が打点が高くなる場合があるので気を付けよう。侵入カゲミツ崇拝者リアニみたいな出し方すると崇拝者本体よりも遥かに打点が出る。
ボーンドミネーター 「イイ骨だし」
・・・連携を稼ぎつつ手札を回せるカード。盤面を埋めずに連携が稼げるのが偉い。おまけのように回復がついてくるので役に立ったり立たなかったりする。これも1t目から連携を稼げるカードではあるが、流石にキープとかはしない気がする。
スケルトンレイダー 「その魂を賭けよ！」
・・・カゲミツで削り切れなかった分をかっさらっていく。序盤から盤面を押し付けていけると、6t目くらいにレイダーで勝ちみたいになることも多かった。上手く回ると7t目くらいに進化後カゲミツ3体+レイダーみたいな圧倒的オーバーキル盤面を作れることもある。従来の進化ネクロよりも依存度が下がっているので、カゲミツルートをとれると判断した時は葬送の弾にしても問題ない。でも僕は進化ネクロを使っている時の記憶が頭から離れなくて滅多に葬送することはなかった。リーサルに絡むことが少なくて2枚にしようかと思ったこともあったが、混沌に抗える札をわざわざ減らさなくても良いなと思ったので3枚のまま。
入れ替え候補
陽だまりの邂逅 「さぁ、一緒に！」
・・・カゲミツ確定サーチではなくなるが、1コスor0コスで1ドローできるのは確かに強そう。使ったことないので分からんけど。
ムササビの伝令兵 「戦場のムササビが乗るのは、勝利への追い風」
・・・ドローは強そうだけど2コスで連携1しか稼げないし微妙そうだと思って使ってない。使ってみたら強いのかもしれない。
アサルトナイト 「スパッと参上！」
・・・色んなところにくっついて進化＆処理ができるから一時期入れてた時もあった。入れたいけど削るところが思いつかない。
ソウルコンダクター 「戦は死者でするものさ」
・・・連携稼ぎにはこれが一番強い。序盤で引けないとクソゴミになるし、連携足りてないってわけでもないから入れなくてもいいかな。
カースメーカー・スージー 「どうせ、よ、汚れ仕事よ……」
・・・流石に入れない方が強い。
クランプス 「子供たちをしつける存在、クランプス」
・・・入っていないことに今気付いた。1～2枚入れた方が良い気がする。ソウルガイドでも削るか？てかこいつも混沌メタになり得るから入れた方が良いですね。
マリガン
序盤の動きとカゲミツを探しにいく。基本的には1,2,3コスを埋めたい。ルナ、カゲミツ、小隊長をキープ。ルナかシャオが見えていたらソウルガイドをセットでキープ。序盤動けそうだったら潰し宴もなるべくキープしたい。後攻時なら小隊長は複数枚キープしても良い。
主なデッキ相性、立ち回り
エリカ入り連携ロイヤルネクロ
・・・不利。勝てない。
スペルラティカエルフウィッチ
・・・微不利～不利。5,6,7t目はなるべく守護を多く出した状態で相手にターンを渡したい。先5OTKは避け得ようのない天災と同じなので気にせず次の試合を頑張ろう。
リアニカゲミツネクロロイヤル(ミラー)
・・・回った方が勝つのは当たり前だが、お互いのカゲミツの出てくるタイミングとかをしっかり考えると勝ち方ってのが見えてくる。
混沌ランプウィッチドラゴン
・・・五分。運次第。
自然ランプドラゴンロイヤル
・・・微有利。ブーストブーストビクトリーブレイダーは無理。マックス銃士だけなら結構返せる。
竜槍ベレロフォンビショップドラゴン
・・・微有利。なんか勝てる。ちまちま行くよりはまとめてドーンと行こう。
その他・・・有利。適当にやってれば勝てる。
総括
OOSクロスオーバーは、天災ラティカ・リアニカゲミツ・ランプ混沌の3つに分かれ、混沌を極めていた。もうなんの楽しみもないと思ってたけど、本日3月11日、我らがかものはし先生がコントロールデッキの道を示してくれた。この環境は、まだまだ終わっちゃいないぜ。敬具
