べるくんの「五等分の花嫁∽」備忘録

 一番最初のシーンのモブが「ヒューマンバグ大学」みたいな歩き方してて作画大丈夫か?と思ったのは僕だけではないでしょう。どうもべるくんです。

 

 五等分の花嫁∽を見てきました。高速道路に乗らないと上映映画館に行けなかったので公開日からだいぶ経ってからの視聴になりましたが、なんというか、想像していたものをまた超えてくる素晴らしい映画でした。

 最近シャフトのLINEアカウントを登録すると貰える五等分の花嫁の画像をスマホのホーム背景にしているのですが、「五等分とシャフトってなんも関係ないよなぁ」と思っていたら本作の制作がシャフトでビビりました。Bibury Animation……嘘だよな?手○プロダクションと違ってバイブリーアニメーションが降ろされる理由はないと思うので、アニメ制作業界も競争入札とかしてるんでしょうか。シャフトは経験上当たり外れが大きいイメージがある(というか合わない作品がある)のでちょっと心配でしたが、今回は大当たりと言っていいでしょう、前作から続く作画の可愛さに加えてシャフトの技術力と特有の演出も随所に見られ、より良いものになっていたと思います。ベテランアニメ制作会社は技術力が高くあるべきだよな、なあ○塚プロダクション?

 

風太郎の誕生日プレゼント

 これアニオリですよね?なんつーか……めちゃくちゃ良かった。それにしても修学旅行中の恐怖の隠し撮り事件が風太郎の目論見だったことが判明したんだから二乃あたりはもう少し怒っても良かったと思う。そんな怒りも吹っ飛ぶほどプレゼントが嬉しかった……ってコト!?(これはマジ)

 

オープニング映像

 映像可愛すぎんか?しかも作画えぐくなかったか?どんだけ気合い入れてんだよ。最高です。

 

押してダメなら引いてみな作戦

 二乃が可愛かった。原作の中でも相当好きなエピソードなので映像化されて嬉しかった。それにしても二乃が可愛かった。これテレビシリーズにあったら二乃推しがさらに増えていたと思う。あとこれはめちゃくちゃ見ながら期待してたところなんだけど、引き状態の二乃の「触んないでよ」、これは風太郎に突然触られた二乃の驚きと恥じらいと嬉しさとツンツンしなきゃという拒絶が入り交じった絶妙な演技が求められるセリフだと思っていて、もし俺が音響監督だったらこのセリフに全身全霊を賭けるところなんだけど、二乃役の竹達彩奈さんはそこをバッチリな演技で決めてくれていて最高だった。先程パンフレットを購入したのでまたきっとインタビューとかが掲載されてると思うのでそこに言及されているかにも注目したい。言及されてなかったらなかったでそんなに苦労しなかったということだから竹達彩奈さんの腕に感心する。

 

菊ちゃんのおもり回

 5人が引越し中に回想するという形で描かれた。1期の頃のまだみんながラブコメモードに入っていたわけではない頃の話だったので逆に新鮮味があった。風太郎が菊ちゃんに優しい言葉をかけているところを見て自分の気持ちに歯止めが効かなくなって風太郎に告白しちゃう三玖、最高でした。2期から劇場版にかけてラブコメのコメの部分が減っていた気がするのでこれもまた新鮮味があったのだが、五等分はコメの部分も秀逸なものが多い気がする。

 

中締め  ~エンディング映像~

 なんかめちゃくちゃ泣きそうになったんだけど。てか泣きました。

 

海回

 帰りに五つ子がいなかったことを1人で残念がる風太郎がとても良かった!!!!!

 

プール回

 これは一生思ってたけど、続編なんてきっと考えてなかったであろう劇場版制作時点でこれを丸々カットしようと決めた脚本家の英断には頭が上がらない。オタクに媚びるなら確実に必要なシーンだったとは思うけど、物語の根幹を考えるならあまり要らないシーンで、脚本家が真に五等分のことを考えてくれていたことが窺える。とはいえ僕も1人のオタク、水着回が見たくなかったわけがない。良かった。俺も三玖に日焼け止めを塗ってあげたい。

 

四葉の回想回

 一番カットしたことに納得いっていなかったエピソード。やはり四葉の想いの強さを量る上で、これがあるかないかは非常に重要になっていたと思う。僕はそこまで強くは感じなかったけど、初見で劇場版を見た人の中には四葉の気持ちが突然すぎるように感じた人もいたようなので。四葉風太郎を高校で最初に見つけた時に自分の正体を明かせなかった気持ちや、自分が姉妹を不幸(転校)に招いたのに自分だけ特別になっちゃいけないという罪悪感など、なんというか非常にまともな人間らしいというか、僕が同じ状況でもきっと同じことを思ってしまうだろうなという共感が非常に強いシーンだった。またこれも非常に複雑な心境を見事に演じ切る佐倉綾音さんの素晴らしさが目立った。プールの帰りに五月と話す四葉の演技なにあれ、良。

 

最終エンディング映像

 五等分の花嫁展の時と同じく、1期の作画からマシな部分を頑張って抜き取ってくっつけていた。1期と2期の境目のところ急に作画良くなりすぎで絶対笑うでしょ。ここまで来るとさすがの手塚○ロダクションも少しは反省しているのではないかと思う。エンディング曲は今回初めて聞いたが(また劇伴の流用だったらしいので聞いたことはあったはずだが……)、ありがとうの花の比にならないくらい難しそうな歌だと思った。個人的な感覚だと、6/8拍子より3/4拍子の方が難しいよな。みなさんは違い分かります?拍子は約分しちゃいけないんですよ。

 

謎のキャストコメント

 今日も伊藤美来ちゃんが可愛かった。世界で一番好きな言葉は「中野三玖役伊藤美来」です。

 皆さんさらなる映像作品の続編を望んでいてくれて嬉しかった。俺らオタクもいつまでも五等分の花嫁を応援し続けます。